キング・レブロン。
手元のスマホでググると、本名と経歴が表示された。
なるほど、短い紹介からも相当の名選手であることが伝わってくる。
まあ、そんなことはどうでもいい。
とりあえず第一の局面、クリアだ。
僕の知らないワードを楓が答え、それはネットで調べてもたしかなことだった。
つまり、やはりいまは夢でなく現実だと再確認できた。
さて、ではセカンドフェーズだ。
「ゆずき――って女の子、知ってる?」
二投目もストレート。
この質問自体は、別にいきなりしてもおかしくないはずだ。
だって、知り合いにそんな名前の子がいるかどうかを聞いているに過ぎない。
僕は知ってるけど楓は? そういうニュアンス――のはずだった。
でも……楓は眉間に皺を寄せて、訝しげに僕を見た。
「な、なんだよその目」
手元のスマホでググると、本名と経歴が表示された。
なるほど、短い紹介からも相当の名選手であることが伝わってくる。
まあ、そんなことはどうでもいい。
とりあえず第一の局面、クリアだ。
僕の知らないワードを楓が答え、それはネットで調べてもたしかなことだった。
つまり、やはりいまは夢でなく現実だと再確認できた。
さて、ではセカンドフェーズだ。
「ゆずき――って女の子、知ってる?」
二投目もストレート。
この質問自体は、別にいきなりしてもおかしくないはずだ。
だって、知り合いにそんな名前の子がいるかどうかを聞いているに過ぎない。
僕は知ってるけど楓は? そういうニュアンス――のはずだった。
でも……楓は眉間に皺を寄せて、訝しげに僕を見た。
「な、なんだよその目」
