「そんなに変わらなくない?」
「変わるよ、大違いだよー。コウくんの言い方じゃ、ホットケーキを小麦粉のかたまりだよねって言うのと同じじゃない」
「同じでしょ」
「わーわーわー、世界ホットケーキ協会に怒られるよ」
「そんな協会あるの?」
「それはもう! ……どうかな」
「なさそうだよね」
「むうう……」
ゆずきはほっぺたを膨らませて次の言葉を探しているようだった。
その表情、控えめに言って――めちゃくちゃかわいいし!と心で叫ぶ。
ひとを好きになるポイントはいろいろとあるだろう。
たとえば顔。まさにいまの、ゆずきの。
細かくいえば瞳だったり、口元や鼻筋だったり。あるいは、きれいな髪にも惹かれるかもしれない。それからしぐさとか、立ち居振る舞いなんかも。
「変わるよ、大違いだよー。コウくんの言い方じゃ、ホットケーキを小麦粉のかたまりだよねって言うのと同じじゃない」
「同じでしょ」
「わーわーわー、世界ホットケーキ協会に怒られるよ」
「そんな協会あるの?」
「それはもう! ……どうかな」
「なさそうだよね」
「むうう……」
ゆずきはほっぺたを膨らませて次の言葉を探しているようだった。
その表情、控えめに言って――めちゃくちゃかわいいし!と心で叫ぶ。
ひとを好きになるポイントはいろいろとあるだろう。
たとえば顔。まさにいまの、ゆずきの。
細かくいえば瞳だったり、口元や鼻筋だったり。あるいは、きれいな髪にも惹かれるかもしれない。それからしぐさとか、立ち居振る舞いなんかも。
