早苗の部屋に 入ると 2人共 ぎこちなくなって。

「なんか 照れるね。」

「うん。私も… 何か 恥ずかしい。」

俺の言葉に 素直に頷く 早苗が愛しくて。


そっと 早苗の肩を抱いて キスをすると

早苗の身体から 力が抜けた。


「早苗…ずっと こうしていたい…」

早苗を 強く抱きしめて 俺が囁くと

早苗は 自分から 唇を 重ねてきた。


「さなえ…」

「んっ… まさや…」


熱くなるキスに 2人の身体は 崩れて。


丁寧に 抱くつもりだったのに。

恥ずかしいほど せっかちに 求め合ってしまう。


「あっ… んんっ。」

「…さなえ。」

早苗の身体は 柔らかく 俺に 吸い付いてきて。

俺の思考を 停止させてしまう。


「あっ…ごめん…」

「んっ……はぁ…」


果てた後で 抱き締めた早苗は

その前よりも さらに愛おしかった。