あの頃はいつでも一緒にいた
どれだけ時間があっても話題がつきなくて
「さよなら」を言った後は
いつも寂しさが残った
夜はいつも楽しかったと呟いていた
それが当たり前で深くは考えなかった
この関係がずっと続くと思っていた
恋が突然始まるように
終わりも突然来た
遠く旅立つ彼は私に
「別れよ」と一言だけ呟き行ってしまった
今までフィルムに記録された出来事が
私の中でながされ続ける
私は彼のことが好きだった
彼との時間がこんなに愛おしいものだったと
今気づいた
彼のことを忘れなきゃ
わかってる
でも今日も行ってしまう
彼が好きだったこの店に