ラブ♡ディスタンス【完】

ぷりぷりしたまま裏口から出ると

志樹君がクリヤマ マイカと話をしていた。




『...?!』



「おつかれでーすっ」



『あ、どうも』



「お店でたら矢倉君がいたからぁ。
 ちょっと話してたんですぅ」



「べつに話なんてしてないけど」


志樹君は、見るからにダルそう。



「えー、してたじゃーん。
 ってか、先輩と矢倉君、て
 付き合ってるんですかぁ?」



「・・・・・」


『・・・・・・・』



「あれぇ?もしかして私、
 微妙なこと聞いちゃいました?」


『いや』
「べつに」


「矢倉君、先輩と付き合ってるの?」


「まぁ...その...」

と、志樹君が後頭部に手を当てて
ボソリと言いかけたところで
マイカちゃんが割って入る。


「なんだぁ。ただの友だちかぁ。
 あ、先輩後輩の仲、かな?
 びっくりしたー。
 ですよね。先輩と矢倉君とか、
 絶対ないですもんね。
 失礼しました」