結局家につくまで手を繋いでいた。


どーゆーつもりなんだろ。

知ってて、わざと?

それとも全くの無意識?




家の前に到着。
実家暮らしだから、玄関前でお別れ。



『送ってくれてありがとう』



「はい。じゃ、また」



『また?』



志樹君は、

ニコッとひまわりのような笑顔だけ見せて

帰っていった。



元彼とケンカしたとき

あの笑顔で慰められた。




うまくいかないとき

あの笑顔で元気づけられた。


思い出して、


また胸が、ぎゅっと
苦しくなった...