ラブ♡ディスタンス【完】

「知ってるでしょ。
 俺が好きなのは凪だけだ、って。
 毎日だって凪に会いたい。
 いつもこうして抱きしめていたい。
 それでも足りないくらいだよ」



『私も、足りない...』




あっ、と志樹君が、思いついたように

ポケットを探り、携帯用スプレーを

取りだした。



『?』




志樹君が、ニヤリと笑う。


なんだなんだ?




マスクを外し、

自分の口に1回、スプレーをプッシュ。

それから

私のマスクを外し

顔を近づけて来た。




私は片手で制止し、

携帯スプレーを奪う。



志樹君のマネして

私も口にワンプッシュ。



”携帯用 口内殺菌スプレー” 




もう、待てない。




志樹くんの首に手をまわし、

背伸びをして、キスをした。