ラブ♡ディスタンス【完】

今ツラいのは私なのに。


私のほうなのに。


どうして志樹君が


そんなにツラそうな顔をするの...?





「あのとき、俺は凪を抱きしめるべきだった。
 そうすれば、あんなに泣くことも
 キズつくこともなかったのに。
 俺に勇気がなくて...」



『もう...もういいよ、志樹君。
 わかったから。
 もう、わかったから。』



私は志樹君が握った拳を

両手であたためるように包み込んだ。