『だってその日は』
「母親が亡くなった日。
病院でひととおり手続きをすませ
家に帰る途中、学校の前を通りかかった。
おやじに車を止めてもらって
ちょっとだけ、校内を歩いた。
ひとりで考える時間が必要だったから
ちょうどよかったんだ」
志樹君はそう話しはじめながら
それでも私から
手を離さない。
「偶然、見かけた。
カズキ先輩と、凪の姿。」
うそ...
あのかっこ悪い姿、見られてただなんて...
「母親が亡くなった日。
病院でひととおり手続きをすませ
家に帰る途中、学校の前を通りかかった。
おやじに車を止めてもらって
ちょっとだけ、校内を歩いた。
ひとりで考える時間が必要だったから
ちょうどよかったんだ」
志樹君はそう話しはじめながら
それでも私から
手を離さない。
「偶然、見かけた。
カズキ先輩と、凪の姿。」
うそ...
あのかっこ悪い姿、見られてただなんて...

