『...っ!?』





「俺から、逃げられるとでも
 思ってるの?」



志樹君っ!?




「今日一日、どれだけ探したか
 わかってる?」



志樹君が、後ろから私を抱きしめたまま
肩にコツンと顎をのせて
つぶやく。