「まだまだいっぱいあるから食えよ」

嬉しそうに笑う碧の顔
お皿に肉炒めを入れてくれる

やめて欲しい…もう要らない
食べたくない

せっかく作ってくれた料理
そんなことを言えば絶対傷つける






私はここにいていいのだろうか
いない方がいいんじゃないか
私がいる事で碧に気を使わせる

そんなことを考える日々






ーーーガシャーン


私は、机の上の料理を払い落とした



「なにしてっ…って莉沙?」


「もうやめて!!!こんな料理ほんとは美味しくない!」