シャワーから上がり洗面所の籠にスウェットとバスタオル
碧が置いてくれていた
バスタオルは柔軟剤のいい香り
体を拭いて服を着てリビングに戻る
「上がったよ」
碧はソファーで寝ていた
そして、私もソファーに座り携帯を開く
着信は200件とnineのトークは100件以上
全部お母さんとあの男と病院からだ
碧の寝顔、こうしてみると本当に綺麗な顔
「まつ毛…なが」
爪楊枝何本くらい乗るだろ
そんなことを考えながら、私はソファーにもたれ目を閉じる
「…ん、ンーゥッ…はぁ」
気付くとりあえず朝で周りを見渡すと
ソファーじゃなくベッドに眠っていた。
確か昨日ソファーで…もしかしてここに
運んでくれたのかな?
そう思いながらベッドから降り、リビングに向かう。
「おはよ」
「起きたか、おはよ」
今何時だろうと思い携帯を探す
「携帯めちゃくちゃ鳴ってたぞ」
ーードキッ
「そう」
だけど、それ以上碧は私になにも聞いてこなかった



