「なにか企んでる?」
「アホか」
「じゃあ、なんで?私のこと嫌いなのに」
「別に嫌いじゃねぇよ」
「黒川くんって謎」
「謎ってなんだよ、んで来るのか来ないのかどっち」
「なら、今日1日お世話になろうかな…」
「フッりょーかい」
私の返事に黒川くんは少し笑いながらそう返事をして
バイクを走らし黒川くんの家に着いた
綺麗なマンションで部屋に入ると
靴など少なく電気も付いていない。
「今日家族は?」
「いない、俺は一人暮らししてるから」
まさかの発言に驚き、一人暮らしということは
黒川くんと私だけ。
最悪の事態が脳裏に浮かぶ
過去の出来事から、私は体に力が入った



