正しく言えば大切な人なんて、私が作っちゃいけない
愛される資格もない
「なんでそんな寂しいこと言うんだよ」
「別に」
「つか、もう23時過ぎてんじゃん、莉沙時間大丈夫か?」
「そろそろ帰ろうかな」
「んじゃ、送ってやる」
柊優がそう言うと立ち上がり私の腕を掴み
外に行こうとし
「まって、今日は歩いて帰る」
「ばーか、こんな時間に女1人歩かせるかよ」
「危ないから柊優に送ってもらいな」
断る私に一志くんは危ないからと柊優に賛同
そんな姿を見つめる黒川くんに坂本くん
金髪くんは携帯ゲームに集中していた。
家には帰れない
どうしても帰りたくない…
そのために病院から脱走もした
「チッ柊優くん今日は俺が送っていいかな」
俯き答えに困っていた私を見て、黒川くんが柊優に言った



