「君大丈夫?その格好って…」
聞き覚えのある声に顔を上げてみるとそこには
1度会った黒髪の黒川とかいう男が居た。
「っ!!!」
驚きのあまり声を発せずヤバいと思いすぐその場を
去ろうとしたけど腕を掴まれ逃げられなかった。
「莉沙だよな?なんでそんな格好してr「離して!!」」
黒川の言葉を最後まで聞かず遮った。
「馬鹿か!離すわけねぇだろ!一体、何があったんだよ」
黒川の声から心配しているのが伝わる。
だけど、このままじゃ結局病院に戻されて
ここまで来た意味が無い
「あんたに話す必要はない」
「柊優くんがめちゃくちゃ心配してる。
あれから連絡来ねぇし、連絡したくてもお前の連絡先知らねぇって」
「………」
返事に困っていると黒川は私にヘルメットを渡し
私を持ち上げてバイクに乗せた



