あ、携帯聞くの忘れてた…
部屋は個室でベッドの右側にテレビがあり、
もしかしたら入ってるかもっと思いそのテレビ台の
引き出しを開けると案の定入っていて、通話アプリの
メッセージと着信履歴を確認すると
BIRZさんhackさんチーズさん
それぞれトークと通話が来ていて、すぐ閉じた。
時間は夕方18時前
コンコン
「はい」
看護師さんが夕食を持って来てくれ、食欲のない
私は要らないと言うと
「食べないと早く元気になれないよー?
退院も出来ないよ?」
「いらない」
「ま、置いとくからちゃんと食べなさいね」
ニコッとして、看護師さんは出ていった。
病室は明日まで、それ以降はあの家
やるせない思いが私を襲い、ご飯が乗ってある
トレーごと払い落とし、私の腕に繋がってる点滴も引っこ抜いた。



