そんな願いは叶わないことは分かってる。
そんなことを望んでもいい人間でも無い。
だけど、あの人たちは私に生きる事を
楽しさを教えてくれたんだ。





そんな私に希望を再び失わせたのがあの男


やっぱり私は初めからそんな希望を持っちゃ
行けなかったんだ。



ベッドに腰掛けていた私は、机の上にあった
カッターを手に取り左腕に浮かび上がった血管の上を切った






もう…ほんと疲れた
このまま居なくなればいいのに…



どくどくと血が溢れてきて、その出てくる血を
見つめていると視野が徐々に霞んできた。



あぁ、このまま死ねるかな


そのまま私は力が抜けてベッドに
吸い寄せられるように気を失った。