そして、私は男2人から侵され、無心で
天井を見つめていた。
涙は何故か出なかった。
なんの感情もなくて、ただただなんで私は
こんな目に合うんだろうと、自分の人生が
全てが嫌になった。


事が終わり男は煙草を吸い終わると、伝票だけ
もって部屋を出ていった。


「本当は、優しい人……なのかな……」


落ちていた服はソファーに、私の薄手パーカー
を体にかけて出ていった。
いや、レイプする時点で優しいもクソもない。


「誰か……もうこんな人生やだよ、疲れた…」

親にはほぼ見捨てられ状態、虐め、レイプ
私の産まれてきた理由って一体なに?



そんなことを考えていると部屋のドアが空き
服が乱れている事など私は気にせず、横になったままで
いると、ビックリしているのか店員らしき男は
動けなくなっていた。


「……服着るから出てって…、すぐ帰るから」


「…あ、いや…大丈夫っすか」


「見てわかんない?もういいから出てって」


そう言うと、男はそっと部屋を出てどっか行くのかと
思ったがドアの前に立ち通路側を見ていた。


まるで誰も部屋に入らないよう見えないように
してくれてるように感じて胸が熱くなった。