その間にも、BIRZやHack、チーズからの
心配の声は私の耳に届いていて


「莉沙ちゃん、君のお母さんは酷いねー?
莉沙ちゃんの事は居ないかのような態度に、
飯も用意されない。」


私は手をぎゅっと握りしめ感情を抑えた。



「あんたには関係ない」

そう言うと男は私の近くまで来て、腰を下ろし
耳元で囁いた。


「そういう強気な子、俺は好きだよ」

頭を撫でてくる男に私はその手を払い


「出ていけ!!」



「おい、大丈夫か?」


「れーたん?!心配だから返事をして!」


「なにがあったんや!!近くにいるやつは誰やねん!」

いきなりの大声に、より一層3人が私に心配し始めた。


男は私の耳に付けているヘッドフォンを外し、
私の耳をペロリと1回舐め、声を上げそうになった
私の口元を男は手で塞いだ。


「んんー!!!んー!!」


「静かにしろ」


男の力に勝てる訳もなく、私は男にそのまま床に押し倒され犯された。
満足した男は私の部屋から出ていき、私は何も無い天井
を見つめ気付けば朝日が差し込んできていた。


ようやく動いた体は、重くて重くてたまらなかった。
時間を確認すると朝7時前

通話を繋げていたことを思い出し、確認すると
まだ繋がっていて何も話したくなかった私は、
そのまま何も言わず通話を切った。