「どうしたんだよ、みんな呼び出して」


「どーしたんや?」


「りーたん?」


「みんなに聞いて欲しいことがあるの」

みんな理解したのか、真剣な顔つきに変わり
話を聞く体制になった。



「まず、何から話そう…」


「ゆっくりでいい」


「長くなるけどいいかな…」


「当たり前じゃん」


「なんぼでも聞くで!」

碧は頷くだけ


「私の親は、私が小さい時離婚してお父さんの顔を知らないの
私が中学2年まで学校生活は普通で
特に友達がいた訳では無いけど、中2になって私への虐め。
段々とイジメが酷くなって、学校に行けなくなった。
高校は行かず家に大体引きこもって」


「お母さんは、夜20時頃になると彼氏に会いに家には私1人。
……………で……」


「大丈夫だ」


「ある日……お母さんの彼氏…が泊まりに来て、私はその時ずっとゲームしてた。
私の部屋のドアが開く音がして、見たら知らない人男。
すぐに彼氏だとわかった」