「じゃあ、海行こーぜ」 「「はぁ?!」」 見事に碧と仁がハモリ紘は頭を搔く 私は、なんでこの時期にって思いつつも なにも言わずにいた 「いいやん、行こうや」 「さみぃだけだろ時期考えろよ」 「碧にさんせーい、しかも夜中だよ?」 「焦りすぎだ馬鹿」 「それに寒いからりーたん風邪ひいちゃう」 「だって…」 なにを焦ってるのか、なんでいきなり海なのか 私には分からなかった 「ドライブがてら行ったらいいんじゃない」 「りーたんがノリ気なら話は別だけど」 「行くか?」 「…………うん」