「…その、元気だったか?」


私は春希がいじめられなかった事は良かったと
心からそう思ってる。
だけど、私は別に許してる訳では無い。
だから、そんなことを聞いてくる春希に対して
無性にイラついた。


「答える必要あるの?」


「いや、それは…気になってて…
急に学校来なくなるし、心配だった」


「は?…ふざけんなよ。2度と声掛けてくんな!」

私はギロッと春希を睨み走って家に帰った。


春希の発言で私の頭はおかしくなりそうなほど
血が登った。


どんな考えをすればあんなことを言えるのか
私は春希の人間性や全てに不信感を抱いた。