お祭りの匂い
生温い風が流れて首筋を汗が伝った
彼と仲良く腕をくんでる友達に会った
「リト!バイトじゃなかったの?」
「あー、うん…
休みだったみたい…」
「よかったじゃん!
なんだ、晒名と来たんだー
ふたりとも浴衣似合うよ」
「あー、
コイツ一緒に来るヤツいないって言うから
仕方なくオレ、ついてきた」
「いいね!
幼なじみって!
じゃあ、またね〜♪」
「うん、バイバイ」
いいのかな?
幼なじみって
幼なじみ、じゃなかったら…
私もジンと腕くめたの?
友達の後ろ姿を見て羨ましく思った
「暑いのに…
イチャイチャしやがって…
…
リト、行くぞ!」
「あ、うん…」
私はジンと
手も繋げない



