神様にも祝詞 かみさまにものりと


ふたりで外に出た



「暑い!」



「うん、まだ暑いね…」



ジンの視線を感じた

さっきから何だろう?



「…ん?なんか、やっぱり、変だった??
ジン、怒ってる?
私が、遅かったから?」



「いや…
別に…怒ってないし
…
なんか、いつもと違うから…」



「…似合わないよね
やっぱり私、着なきゃよかったかもね
…
ジンは似合うけど
私って何着ても似合わなくて…
…
暑いしね…」



「…リト、似合うよ…
浴衣も、髪も…」



ドキン…



ジンもいつもと違う

ジンが褒めてくれると思わなかった



なんか、照れるよ



「ありがと
あとで、なんかおごるね!」



「じゃあ、
たこ焼きとー
焼きイカとー
ラムネとー
あと…」



「もぉ!そんなに?
なんだ、それで褒めてくれたんだ…
ひどい、ジン!」


ジンが笑った



そんなもんだよね



せっかく嬉しかったのに

少し浮かれたのに



やっぱり

いつものジンだ