星の雨が降る頃に

「桜が散っちゃう.....」
窓越しの桜は、入学式の頃は満開だったのにもう散っちゃうのか。
私、河崎清(カワサキセイ)は一人だ。友達はいる。だけど、心を許す事はないだろう。
小さく息を吐くと、私は文庫本を読み耽る。
しばらく経ち、始業のチャイムが鳴り響き、文庫本をしまった。

「せい〜」ショートボブの女子が私の前の席に座って来た。彼女は、菅野優子(スガノユウコ)。幼稚園が同じだったが、小学校が別で中学で再会した少女だ。
「何?優」「部活見学行こう」
私達の学校は部活は自由参加であり、私にとってはどうでもいいのである。