「ずっと……。小学生の頃からの夢だったから、今こうやってミコちゃんと一緒に居られるなんてすっげー嬉しい」


「和泉くん…」


「早く大人になりたい」


「何で?」


「早く稼げるようになって、ミコちゃんに色々してあげたいなぁーって」


「そんなの、別にいいよ」


「やーだ。俺がしたいの」


他愛ないお喋り。

でも、それだけなのに満ち足りた気分になる。