年下男子にご注意を!

「何で…」


「……抑えられなかった…」


こんな公衆の面前で…。

しかも、先輩と真尋ちゃんも居るのに…。


手の甲でぐいっと唇を拭う。


あっ!

そうだ、真尋ちゃん!!


慌てて彼女の方を見ると

地面に鞄を落としたまま放心していた。


「真…」


真尋ちゃん、違うのっ!


そう弁解しようとしたのに、言葉が出てこない。

我に返った真尋ちゃんが落とした鞄を拾うと

ものすごい形相(ぎょうそう)であたしを睨んできた。