「よし、大丈夫」
鏡の前で顔を確認するのは、
私、深瀬 美月。
いつからか、家を出る前には鏡でマスクをちゃんとしているか確認する習慣になっていた。
どんなに急いでいても、この習慣だけは忘れない
「行ってきま〜す」
靴を履いて学校へ向かう
「あつ…」
今は8月、夏なんだから暑いのは当たり前。
こんな時期にマスクしているのはきっと私だけ。
だから夏は嫌いなんだよな〜
「美月、おはよ〜」
「あ、桃華。おはよ」
私に話しかけてくれたのは、
一ノ瀬 桃華【いちのせ ももか】
少し色素の薄い髪に肩上のボブ。
細身で、小柄で、笑った時笑窪ができる。
すごく可愛い私の友達。
中学生からの知り合いで、今向かってる高校も同じ、しかも、クラスも同じなのだ。
「暑いね〜」
「ね、早く夏終わんないかな」
そんな他愛もない話をしながら学校に着いた。
鏡の前で顔を確認するのは、
私、深瀬 美月。
いつからか、家を出る前には鏡でマスクをちゃんとしているか確認する習慣になっていた。
どんなに急いでいても、この習慣だけは忘れない
「行ってきま〜す」
靴を履いて学校へ向かう
「あつ…」
今は8月、夏なんだから暑いのは当たり前。
こんな時期にマスクしているのはきっと私だけ。
だから夏は嫌いなんだよな〜
「美月、おはよ〜」
「あ、桃華。おはよ」
私に話しかけてくれたのは、
一ノ瀬 桃華【いちのせ ももか】
少し色素の薄い髪に肩上のボブ。
細身で、小柄で、笑った時笑窪ができる。
すごく可愛い私の友達。
中学生からの知り合いで、今向かってる高校も同じ、しかも、クラスも同じなのだ。
「暑いね〜」
「ね、早く夏終わんないかな」
そんな他愛もない話をしながら学校に着いた。