「座んないの?」
 
 
しばらくつったっていたからか、司が座るように託す。 
 
 
「うん、座る…」  
 
 
なんとなく司の近くにいたくて、となりに座った。  
 
「司にね?聞きたい事かあるんだ」
 
 
「ん?どうした?」 
 
 
「司は…玲ちゃんの事好き?私の事なんて嫌いになった?」
 
 
「は?なんでそうなるんだよ」
 
 
「だって…司はいつまでたっても私に手出さないし、小百合達はもうキスもえっえっちもしてるのに。それに…玲ちゃんかわいいし…」
 
 
そう言って泣きそうになった。 
 
 
「ふーん。つまり由美は欲求不満なんだ」
 
 
「えっ?ちっちがうよ!それに今はそんな話してない」 
 
 
「俺にはそう聞こえるけどね。それに俺は玲なんか好きじゃない。じゃなきゃ今日由美を誘ってねぇよ」
 
 
そう言って司は真面目な顔をした。