「彼氏の事もわからないなんて、ひどいヤツ」

「つかさ!?ごめん。だから手はずしてよー」

すると司は素直にはずしてくれた。

今日の司変。

いつもなら簡単にははずしてくれないのに。

「貸し一つな」

「へっ??」

おもわず変な声が出てしまった。

「だから今日放課後俺ん家な。」

「えっ??今日は小百合と遊ぶって約束が「あー。それなら大丈夫だよー。健斗くんとあそぶからー」」

遠くから叫んでいるであろう小百合の声。

だが姿は見えない。

ってか、そんなに遠くまできこえてたの?!

「小百合ならここにいるけど」

冷静な声。

正しく言うと司の声。

でも司が指さした先にあるのは少し大きな箱。

この中に小百合が・・・・?

ない。ない。

いくら私が天然って言われてようが、そんなことぐらい分かるよ。


と思いつつも、あまりにも司がまじめに言うのでのぞいてみると・・・

「!?!?」