「そのショコラティエ、若い頃フランスに住む彩実さんのおばあさんが才能を見込んで学費の援助をしていんだ。だから時差も無視した電話一本で快諾してくれたそうだ。十一月初めにうちに来て打ち合わせ。彼のスイーツは日本初上陸。マスコミも呼んで大々的に宣伝しなきゃな」
自分のことのようにうれしそうに話す侑斗を見つめながら、梨乃は頭の中を整理する。
それでもやはり答えは出ず、再び写真に目を落とした。
そこには自分との接点など永遠にないだろう、白いコックコートがよく似合っている有名ショコラティエの笑顔。
「……え、ほんとに?」
次第に状況を理解し、梨乃は両手を口に当てて大きな声をあげた。
その声に反応し、部内のあちこちから視線が集まるが、梨乃は気にせず感激に声を震わせる。
「ま、まさか。こんな有名ショコラティエがうちのフェアのために……夢みたい」
「夢じゃないぞ。クリスマスのチョコレート企画、早急につめておけよ」
「は、はい」
ほんの数時間でチョコレートの企画がかなり大がかりなものになってしまった。
梨乃はまだこれが現実だとは思えず、頭の中もくらくらしている。
自分のことのようにうれしそうに話す侑斗を見つめながら、梨乃は頭の中を整理する。
それでもやはり答えは出ず、再び写真に目を落とした。
そこには自分との接点など永遠にないだろう、白いコックコートがよく似合っている有名ショコラティエの笑顔。
「……え、ほんとに?」
次第に状況を理解し、梨乃は両手を口に当てて大きな声をあげた。
その声に反応し、部内のあちこちから視線が集まるが、梨乃は気にせず感激に声を震わせる。
「ま、まさか。こんな有名ショコラティエがうちのフェアのために……夢みたい」
「夢じゃないぞ。クリスマスのチョコレート企画、早急につめておけよ」
「は、はい」
ほんの数時間でチョコレートの企画がかなり大がかりなものになってしまった。
梨乃はまだこれが現実だとは思えず、頭の中もくらくらしている。

