「最後のひと言は余計だ。だけど、怖くないならそれでいい」
安堵する侑斗の声に、梨乃は眉を寄せた。
「どうしてそんなことを思うんですか」
「いや。俺というよりもオトコが怖いだろうと思って。あの日以来、夜道だけでなく暗い場所が苦手だと言ってたし。帰りのタクシーの中でも難しい顔で黙り込んでただろう?」
「あ、それは、その……」
梨乃は視線を泳がせた。
今夜侑斗との関係がどうなるのだろうと想像してなにも話せなかったとは、まさか言えるわけがない。
「別に、難しい顔をしていたわけではなく、いろいろ考えていて……えっと、大したことではないので」
「いろいろ?」
「そうです、いろいろ。えっと、今日のラーメンはおいしかったな今度は翔矢も連れて行ってあげたいなとか、いろいろです。たしかに暗い場所は苦手ですけど、侑斗さんは怖くないですし、それに今日は侑斗さんがいてくれたから安心できたし」
梨乃はそう言ってごまかし、乾いた声で笑った。
「……そう言うのならそれでもいいけど」
安堵する侑斗の声に、梨乃は眉を寄せた。
「どうしてそんなことを思うんですか」
「いや。俺というよりもオトコが怖いだろうと思って。あの日以来、夜道だけでなく暗い場所が苦手だと言ってたし。帰りのタクシーの中でも難しい顔で黙り込んでただろう?」
「あ、それは、その……」
梨乃は視線を泳がせた。
今夜侑斗との関係がどうなるのだろうと想像してなにも話せなかったとは、まさか言えるわけがない。
「別に、難しい顔をしていたわけではなく、いろいろ考えていて……えっと、大したことではないので」
「いろいろ?」
「そうです、いろいろ。えっと、今日のラーメンはおいしかったな今度は翔矢も連れて行ってあげたいなとか、いろいろです。たしかに暗い場所は苦手ですけど、侑斗さんは怖くないですし、それに今日は侑斗さんがいてくれたから安心できたし」
梨乃はそう言ってごまかし、乾いた声で笑った。
「……そう言うのならそれでもいいけど」

