今夜は店を出た帰り道で侑斗に抱きしめられ、梨乃はそれまで保っていた距離があっという間に崩れたような気がした。
そして、今夜侑斗と同じ部屋でどう過ごせばいいのだろうと悩み、そわそわしていた。
単なる振りだとはいえ、自分は侑斗の婚約者として同じ家で暮らしている。
その事実に今更ながら気づき、タクシーの中でも黙り込んだまま緊張していた。
「どうした? 疲れたか?」
「え、えっと、大丈夫です。おいしいラーメンを食べたので疲れは取れました」
梨乃は侑斗の視線にどぎまぎし、リビングのソファにバッグを置いていそいそとキッチンに向かった。
「お茶でも淹れますね。あ、ワインの方がいいですか?」
侑斗を意識しているのを悟られたくなくて、明るい声で尋ねた。
「そうだな。この間諒太が持ってきたワインでも開けるか」
侑斗はリビングの片隅にあるワインセラーを覗き、楽しげに選び始めた。
明日も仕事でそれほど夜更かしはできない。
おまけに侑斗を意識して疲れている。
早く休んだほうがいいとわかっていても、もう少し侑斗と一緒にいたい。
そして、今夜侑斗と同じ部屋でどう過ごせばいいのだろうと悩み、そわそわしていた。
単なる振りだとはいえ、自分は侑斗の婚約者として同じ家で暮らしている。
その事実に今更ながら気づき、タクシーの中でも黙り込んだまま緊張していた。
「どうした? 疲れたか?」
「え、えっと、大丈夫です。おいしいラーメンを食べたので疲れは取れました」
梨乃は侑斗の視線にどぎまぎし、リビングのソファにバッグを置いていそいそとキッチンに向かった。
「お茶でも淹れますね。あ、ワインの方がいいですか?」
侑斗を意識しているのを悟られたくなくて、明るい声で尋ねた。
「そうだな。この間諒太が持ってきたワインでも開けるか」
侑斗はリビングの片隅にあるワインセラーを覗き、楽しげに選び始めた。
明日も仕事でそれほど夜更かしはできない。
おまけに侑斗を意識して疲れている。
早く休んだほうがいいとわかっていても、もう少し侑斗と一緒にいたい。

