「まあ、恭介君も一緒だったのね。帰国してすぐに来てくれたとき以来だから半年ぶりかしら。相変わらずのイケメンでドキドキしちゃうわ」
「イケメン……半年ぶり?」
梨乃は混乱しながらもこの三人は長い付き合いらしいと理解した。
「あ、あ、でも母さん。勝手に入り込んでピアノを弾いちゃだめだからね」
ふと我に返った梨乃が厳しい顔を見せると梨乃の母は「ごめんなさいねー。ピアノを見たらつい」と反省する様子もなく肩をすくめて笑った。
「まったく……」
「あの、折原先生の娘さんですか?」
顔をしかめている梨乃に、藍香が前のめりに距離を詰め尋ねた。
梨乃はハッと姿勢を正し、頭を下げた。
「娘の折原梨乃と申します。当ホテルの営業企画部で働いております。今回はお忙しい中お越しいただきありがと――」
「私、白石ホテルで結婚式を挙げます。とても素敵なホテルでもともと気に入っていたんだけど。折原先生の娘さんのホテルならこちらからお願いしてでも挙げたいもの。恭介さん、いいでしょう?」
「は?」
梨乃の言葉を遮り、藍香が弾む声をあげた。
「イケメン……半年ぶり?」
梨乃は混乱しながらもこの三人は長い付き合いらしいと理解した。
「あ、あ、でも母さん。勝手に入り込んでピアノを弾いちゃだめだからね」
ふと我に返った梨乃が厳しい顔を見せると梨乃の母は「ごめんなさいねー。ピアノを見たらつい」と反省する様子もなく肩をすくめて笑った。
「まったく……」
「あの、折原先生の娘さんですか?」
顔をしかめている梨乃に、藍香が前のめりに距離を詰め尋ねた。
梨乃はハッと姿勢を正し、頭を下げた。
「娘の折原梨乃と申します。当ホテルの営業企画部で働いております。今回はお忙しい中お越しいただきありがと――」
「私、白石ホテルで結婚式を挙げます。とても素敵なホテルでもともと気に入っていたんだけど。折原先生の娘さんのホテルならこちらからお願いしてでも挙げたいもの。恭介さん、いいでしょう?」
「は?」
梨乃の言葉を遮り、藍香が弾む声をあげた。

