「あっさりとしたぜんざいが抜群にうまいんだ。口直しの塩昆布も最高だし、梨乃もすぐに元気になるから付き合え。昔から店に立ってるばあちゃんにも梨乃を紹介したいしな」
今も侑斗は梨乃の答えを聞こうとしない。
ひたすら自分のしたいように動いている。
けれど、それはただ梨乃を心配しているだけ。
ホットチョコレートを飲んだばかりなのに甘いものが欲しいとは思えない。
きっと、村野の言葉に落ち込んだ梨乃を気遣っているのだ。
梨乃は侑斗に置いていかれないよう歩みを速めた。
「侑斗さんにぜんざいって、なんだか新鮮な組み合わせですね」
「そうか? ぜんざいもみたらし団子も好物だぞ」
明るい声で腕にしがみついた梨乃を、侑斗は愛しげに見つめた。
「ふふっ。ぜんざいなんて、久しぶりです。小豆が大好きだから、楽しみです」
弾む梨乃の言葉に、侑斗は口元を緩ませうれしそうに頷いた。
結局、梨乃は振り回されているのではなく侑斗からの極上の愛をめいっぱい与えられているだけなのだ。
見方によれば、押し付けられているとも言えなくもないが……。
少なくとも、侑斗はいつも梨乃が幸せであるよう、考えている。
それだけだ。
「……大好き」
侑斗の腕をきつく抱きながら、梨乃は感謝と申し訳なさを込めてそっとつぶやいた。
今も侑斗は梨乃の答えを聞こうとしない。
ひたすら自分のしたいように動いている。
けれど、それはただ梨乃を心配しているだけ。
ホットチョコレートを飲んだばかりなのに甘いものが欲しいとは思えない。
きっと、村野の言葉に落ち込んだ梨乃を気遣っているのだ。
梨乃は侑斗に置いていかれないよう歩みを速めた。
「侑斗さんにぜんざいって、なんだか新鮮な組み合わせですね」
「そうか? ぜんざいもみたらし団子も好物だぞ」
明るい声で腕にしがみついた梨乃を、侑斗は愛しげに見つめた。
「ふふっ。ぜんざいなんて、久しぶりです。小豆が大好きだから、楽しみです」
弾む梨乃の言葉に、侑斗は口元を緩ませうれしそうに頷いた。
結局、梨乃は振り回されているのではなく侑斗からの極上の愛をめいっぱい与えられているだけなのだ。
見方によれば、押し付けられているとも言えなくもないが……。
少なくとも、侑斗はいつも梨乃が幸せであるよう、考えている。
それだけだ。
「……大好き」
侑斗の腕をきつく抱きながら、梨乃は感謝と申し訳なさを込めてそっとつぶやいた。

