その画面にはフランス語と日本語が併記された今後二カ月のスケジュールが表示されている。
「今以上に梨乃は忙しくなりそうだ。見てみろ」
「たしかに、かなり詰まってますね」
タブレットを覗き込む梨乃の横で侑斗は自分のスマホを取り出しスケジュールの確認を始めた。
梨乃もタイトなスケジュールを前に今後の進め方をあれこれ考えるが、どうしても侑斗と村野との関係が気になって仕方がない。
「ん? どうした?」
ちらちらと侑斗に視線を向ける梨乃に、侑斗は首をかしげた。
「いえ、別になにも。……とにかく頑張ります」
「あ、俺が直接この企画に関わる機会は少ないが、フランス語は話せるからなにかあれば頼ってくれ」
「フランス語……そうですね。私はまったく話せないので、教えてください」
梨乃はそう言って侑斗に笑顔を返すが、仕事だけでなく、翔矢のことを含めプライベートでも侑斗に助けてもらってばかりで心の中は複雑だ。
自分は……と考えれば、忙しい毎日を送る侑斗のためになにもできていない。
ただただ守られ、助けられ、大切にされている自分がもどかしい。
「今以上に梨乃は忙しくなりそうだ。見てみろ」
「たしかに、かなり詰まってますね」
タブレットを覗き込む梨乃の横で侑斗は自分のスマホを取り出しスケジュールの確認を始めた。
梨乃もタイトなスケジュールを前に今後の進め方をあれこれ考えるが、どうしても侑斗と村野との関係が気になって仕方がない。
「ん? どうした?」
ちらちらと侑斗に視線を向ける梨乃に、侑斗は首をかしげた。
「いえ、別になにも。……とにかく頑張ります」
「あ、俺が直接この企画に関わる機会は少ないが、フランス語は話せるからなにかあれば頼ってくれ」
「フランス語……そうですね。私はまったく話せないので、教えてください」
梨乃はそう言って侑斗に笑顔を返すが、仕事だけでなく、翔矢のことを含めプライベートでも侑斗に助けてもらってばかりで心の中は複雑だ。
自分は……と考えれば、忙しい毎日を送る侑斗のためになにもできていない。
ただただ守られ、助けられ、大切にされている自分がもどかしい。

