突然梨乃に話しかけられ、村野はたじろいだ。
「はい、ご存じかもしれませんが当ホテルはフランスのワイナリーと直接契約を結んでいるのでワインの品ぞろえには自信があるんです。いかがでしょうか」
「突然そんなことを言われても……」
にっこり笑う梨乃に後ずさった村野だが、すぐに立ち直り表情をひきしめた。
「せっかくのお誘いですが今日は白石社長に現状をお伝えするために寄らせていただいただけですから、失礼します」
「あ、あの、すみません。でしたらまた改めてホテルのご案内をーー」
「結構です。私も暇じゃありませんから。……じゃあ侑斗さん、新しい企画書を早急に持ってきてください」
梨乃の言葉を遮り侑斗にそう言うと、村野は諒太に会釈を済ませて部屋を出て行った。
その足取りは荒々しく、梨乃はとりなす隙すら見つけられなかった。
「あの、いいんですか? なんだか怒って帰られましたけど」
村野が出て行ったドアを見つめながら、梨乃が心配そうにつぶやいた。
「気にするな。新しい企画書を練り上げて目の前に叩きつけてやる」
「はい、ご存じかもしれませんが当ホテルはフランスのワイナリーと直接契約を結んでいるのでワインの品ぞろえには自信があるんです。いかがでしょうか」
「突然そんなことを言われても……」
にっこり笑う梨乃に後ずさった村野だが、すぐに立ち直り表情をひきしめた。
「せっかくのお誘いですが今日は白石社長に現状をお伝えするために寄らせていただいただけですから、失礼します」
「あ、あの、すみません。でしたらまた改めてホテルのご案内をーー」
「結構です。私も暇じゃありませんから。……じゃあ侑斗さん、新しい企画書を早急に持ってきてください」
梨乃の言葉を遮り侑斗にそう言うと、村野は諒太に会釈を済ませて部屋を出て行った。
その足取りは荒々しく、梨乃はとりなす隙すら見つけられなかった。
「あの、いいんですか? なんだか怒って帰られましたけど」
村野が出て行ったドアを見つめながら、梨乃が心配そうにつぶやいた。
「気にするな。新しい企画書を練り上げて目の前に叩きつけてやる」

