「そうか。まあ緊張する必要はない。諒太は俺と梨乃の結婚に反対していないし、もし妙な話を始めたら、あいつの彩実さんへの溺愛ぶりをばらしてやる」
侑斗はそう言って思案顔で口角を上げた。
楽しみを見つけた高校生のようで楽しそうだ。
口にする言葉とは裏腹な仲の良さも垣間見え、梨乃の気持ちもふっと軽くなった。
「彩実さんにはいずれお礼を伝えたほうがいいですよね。有名ショコラティエを紹介してくださったし」
梨乃は静かすぎるフロアを気にして声を潜めた。
「いや、彩実さんも仕事を持っていて忙しいから諒太に伝えておけばいい。それより諒太は彩実さんのこととなるとデレデレになるから驚くなよ」
侑斗は梨乃を見下ろし肩を揺らして答えた。
「今も小難しい顔で書類でも睨んでるだろうけど、早く家に帰って彩実さんに会いたくてたまらないはずなんだ。だから」
ちょうど社長室のドアの前に着き、ふたりは立ち止まった。
「……だから、なんですか?」
途切れた言葉が気になり、梨乃は侑斗を見上げた。
侑斗はなにが楽しいのかニヤニヤと笑い、梨乃の顔を覗き込んだ。
侑斗はそう言って思案顔で口角を上げた。
楽しみを見つけた高校生のようで楽しそうだ。
口にする言葉とは裏腹な仲の良さも垣間見え、梨乃の気持ちもふっと軽くなった。
「彩実さんにはいずれお礼を伝えたほうがいいですよね。有名ショコラティエを紹介してくださったし」
梨乃は静かすぎるフロアを気にして声を潜めた。
「いや、彩実さんも仕事を持っていて忙しいから諒太に伝えておけばいい。それより諒太は彩実さんのこととなるとデレデレになるから驚くなよ」
侑斗は梨乃を見下ろし肩を揺らして答えた。
「今も小難しい顔で書類でも睨んでるだろうけど、早く家に帰って彩実さんに会いたくてたまらないはずなんだ。だから」
ちょうど社長室のドアの前に着き、ふたりは立ち止まった。
「……だから、なんですか?」
途切れた言葉が気になり、梨乃は侑斗を見上げた。
侑斗はなにが楽しいのかニヤニヤと笑い、梨乃の顔を覗き込んだ。

