何故なら.....


首に首輪のように繋がれた太い鎖は


天井から伸びていて


両手首・両足首に繋がれた枷は


それぞれ、壁・床に打ち付けられていた。


それらの鎖はほとんどたるんでなく、


少しでも動けば、すぐに張って


繋がれた者が苦しくなるような仕組みだ。


そんな少年を見た彼らは


一時、それが一瞬だったのか


数分だったのか分からないが


ただただ、硬直し絶句してしまった。