時雨side.


全員分の夕飯と、ゆうのお粥を作った。


「夕立、運ぶの手伝え。」


「りょーかいっ」


そういって、二人でテーブルに料理を運んだ。


全員が席についたことを確認して、手を合わせた。


チラッと横目で夕立が


強制的に椅子に座らせていた


俺の隣にいるゆうをみた。


ゆうは、顔には出ていないが不思議そうに


真似をして手を合わせた。


俺たちは、それを確認して


『いただきます』


そう言った。