そこに、タオルやYシャツなんかを 持ってきた洋祐《ようすけ》は、 あまりしゃべらない。無口なんだ。 だが、馴れてくるとそれなりに話してくれる。 そんな洋祐に礼を言って、 二人で腕に抱える少年の体を拭いて Yシャツを着せた。 そのときに見た少年の体は ひどい有り様だった。