蓮都side.


「親父!!怪我は?!」


「していない。」


「...今のは?誰です?」


「わからない。」


「遥さん、楼騎さん大丈夫?」


「ああ。少しすれば動ける」


「だいじょーぶ。」


「さっきのは、誰だ?」


「...朝。ニュースで、やってた。


この間。ムショに入れたうちの、


6人。脱走したって。それ、じゃない?」


「...確かに6人だった。」


『ゆうは?』


そうハモらせて聞いてくる。


「......俺を庇って撃たれてた。」


そう組長が言う。


「......今は?どこです?」


「......つれてかれたよぉ。


若たち入ってきたのと同時にねぇ。」


「そんな!助けにいかないと!」


「ああ。そうだな。」


「蓮都たちは?どうするの?」