クロエは脱線した話しを戻す。
「・・・要件なんだけど、アリシア、貴方を雇いたいの」
アリシアは無表情で俯いて顔を上げる。
「報酬は六割頂きますがよろしですか?」
クロエはアリシアの言葉に想像がついていたのですぐに返答を返す。
「ええ、もちろん分かっているわ」
「生殺与奪に関しては私の一存になりますがよろしいですか?」
「生殺与奪?」
クロエが聞き返す。
「私の魔力には限りがあります、もし、最後の魔力で誰か一人しか癒せない場合は私の一存で決めます」
クロエは考え込む。幼馴染の二人が怪我をして、どちらも瀕死の状態なら私はどちらを助けるか決められるのだろうか?私には決めらないだろう。あたふたして二人死なせるかもしれない。それならアリシアに任せるほうがいいのではないか、クロエはそう考えた。
「それはこちらこそお願いしたいわ」
「・・・要件なんだけど、アリシア、貴方を雇いたいの」
アリシアは無表情で俯いて顔を上げる。
「報酬は六割頂きますがよろしですか?」
クロエはアリシアの言葉に想像がついていたのですぐに返答を返す。
「ええ、もちろん分かっているわ」
「生殺与奪に関しては私の一存になりますがよろしいですか?」
「生殺与奪?」
クロエが聞き返す。
「私の魔力には限りがあります、もし、最後の魔力で誰か一人しか癒せない場合は私の一存で決めます」
クロエは考え込む。幼馴染の二人が怪我をして、どちらも瀕死の状態なら私はどちらを助けるか決められるのだろうか?私には決めらないだろう。あたふたして二人死なせるかもしれない。それならアリシアに任せるほうがいいのではないか、クロエはそう考えた。
「それはこちらこそお願いしたいわ」



