目の前にいる少女はどう見ても幼い。それを言うには余りにも酷なことだと思った。それに助けることを前提として動くアリシアと殺す事を前提としているディアルとでは人を助けるということにたいしての重みが違う。そのことに気づいてディアルは言い過ぎたと自責の念に駆られ、アリシアから視線を外して、一泊おいて向き直した。
「すまなかった、言い過ぎてしまった。忘れてくれ」
謝罪の便を述べた。アリシアの表情はあまり変わらない。ディアルは話題を変えようとする。
「そういえば、まだ名乗っていなかったな・・・俺はディアル、青龍騎士団に所属している」
「私はアリシアと申します。今は冒険者をしています」
「今は?」ディアルが尋ねるとアリシアは言いにくそうに押し黙ったが、俯きながら言った。
「・・・前は近衛騎士団に所属していました」
王直轄近衛騎士団、主に王を守護するエリート。ディアルはアリシアの騎士のような出で立ちに納得した。
「すまなかった、言い過ぎてしまった。忘れてくれ」
謝罪の便を述べた。アリシアの表情はあまり変わらない。ディアルは話題を変えようとする。
「そういえば、まだ名乗っていなかったな・・・俺はディアル、青龍騎士団に所属している」
「私はアリシアと申します。今は冒険者をしています」
「今は?」ディアルが尋ねるとアリシアは言いにくそうに押し黙ったが、俯きながら言った。
「・・・前は近衛騎士団に所属していました」
王直轄近衛騎士団、主に王を守護するエリート。ディアルはアリシアの騎士のような出で立ちに納得した。



