「しかし、君は・・・君にしか使えない癒しの手で沢山の人を救ってきたのだろう、それは感謝される事はあっても嫌悪されるようなことではないのではないか?」
アリシアの長く光る睫毛が瞳を塞ぐ。
「・・・もし、私の目が世界を見渡しこの手が無限にあり、魔力が尽きないのであれば、貴方様のおっしゃる通り感謝されるかもしれません」
アリシアは悔しそうに自分の手を見つめて言った。アリシアが言った事はアリシアの望みそのものだった。アリシアは続ける。
「でも私が見える範囲には限りがあり、この手も見ての通り二つ、魔力もそこが知れています、助けたい・・・助けたいと思っても無理なんです」
アリシアは悔しさを露わにして語る。その姿を見たディアルの胸に痛みがはしる。ディアルは戦士だ。アリシアの言う事は誰もが思う事だった。
アリシアの長く光る睫毛が瞳を塞ぐ。
「・・・もし、私の目が世界を見渡しこの手が無限にあり、魔力が尽きないのであれば、貴方様のおっしゃる通り感謝されるかもしれません」
アリシアは悔しそうに自分の手を見つめて言った。アリシアが言った事はアリシアの望みそのものだった。アリシアは続ける。
「でも私が見える範囲には限りがあり、この手も見ての通り二つ、魔力もそこが知れています、助けたい・・・助けたいと思っても無理なんです」
アリシアは悔しさを露わにして語る。その姿を見たディアルの胸に痛みがはしる。ディアルは戦士だ。アリシアの言う事は誰もが思う事だった。



