「光属性って本当にいるのか疑わしいけどさ、ギルド会館のほうでポーションて、薬を売っているみたいよ」
「ギルド?その聖女は冒険者なのか?」
ディアルは娼婦の女の指を無意識に掴んでいた。娼婦との情事よりも世界でただ一人の光属性の持ち主に興味を惹かれていた。
「たしかな事はわからないけれどどこのパーティーにも属してないって聞いたわ」
一人で冒険者か。傭兵のようなことをしているのか。ディアルはすぐにでも会いに行こうと決めた。聖女と噂されるぐらいだから容姿もそれなりに美しいのだろう。