君が可愛すぎるから(野いちごジュニア文庫版)




それを凪くんに伝えると。



「わざとふっかけてきた気がするけどね。若菜って、そうやって無駄におせっかいなところあるから。たぶん、俺が心結のこと好きだって気づいてたと思うし」



「えぇ……そんな……」



わたしが今まで散々悩んでいたことは何だったの……?



しかも、凪くんの気持ちに全く気づいていなかった自分の鈍感さ。


でもとりあえず、悩んでいたことや勘違いしていたことが今、すべて解決してよかったと胸をなでおろした。



……のもつかの間。


「んで、俺の気持ちは伝わった?」


「っ……!」


そ、そうだ……。
わたし凪くんに告白されたんだ。



思い出した途端、身体中の血液が一気に顔に集まったようにブワッと赤くなっていくのが自分でもわかる。