君が可愛すぎるから(野いちごジュニア文庫版)




「これ、一緒に行かない? 夏祭りだって」


画面には近所では結構有名な夏祭りのサイトのホームページが載っていた。



毎年開催されているのは知っていたけど、予定が被って行けないことが多かったから、いつか行きたいなと思っていた。


日にちを確認すると、八月二十八日。


たしか予定は何もなかったはず。



「えっと、木下くんとかも誘うのかな? それならわたしも友達誘ったほうが……」


話している途中だったのに、凪くんが少し不機嫌そうな声で遮ってきた。


「俺は有栖ちゃんと二人で行きたいんだけどなあ」


「え……えぇ!?」