君が可愛すぎるから(野いちごジュニア文庫版)




***


「んー! 終わったぁ……!」


ようやく休憩時間に入り、身体をグイーッと伸ばす。


午前の課題はなんとか全て終わらせることができた。



壁の時計で時間を確認すると、時計の針は十二時ちょうどを指していた。



すると、凪くんが急に立ち上がり、教室を出てどこかへ行ってしまった。


あれ……?
お昼食べないのかな?


凪くんを気にしつつ、お腹もすいたので、カバンからお弁当の入った袋を出して、机の上に広げた。



そして、お弁当を食べ始めようとした時だった。


「ひぇ……っ!」


急に頬に冷たいものが当てられて、変な声が出てしまった。


びっくりして後ろを振り返ったら、紙パックのジュースを持った凪くんがいた。