君が可愛すぎるから(野いちごジュニア文庫版)




「有栖ちゃん?」


「……は、はい!」


ダメだ……全然集中できない。

意識が全て凪くんに向いてしまう。


わたしきっと不自然すぎるよ。



「さっきからボーッとしてるけど大丈夫?」


「あ……うん。大丈夫……っ!」


「じゃあ、問題解こうか。早くしないと時間なくなるし」



こうして、胸のドキドキと闘いながら凪くんにわかりやすく解説をしてもらっているうちに、午前はあっという間に過ぎた。